■福岡県開催 [ 2003年11月18日
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- 日 時 と 場 所
・日時:2003年11月18日(火) 13:00〜17:00
・場所:あいれふ(福岡市健康づくりセンター)
・主催:近畿中国帰国者支援・交流センター
・協力:福岡県保健福祉部 国保・援護課
・参加者:40名
- 研修会内容
1.帰国者の現状と援護施策の報告
厚生労働省 小沼利男
2.福岡県の状況報告
福岡県 永長利夫
3.基調講演
講 師 金 香百合(ホリスティック教育実践研究所[HEAL]代表)
テーマ 多文化をふまえたかかわりあい、支え合い
〜中国帰国者の現状をふまえて〜
4.事例報告
事例報告@ 当事者の声を聴く
青木雅子 近畿中国帰国者支援・交流センター受講生
金 天石 福岡県中国帰国者定着促進センター修了生
福岡県中国帰国者自立研修センター修了生
事例報告A 教育の現場から
杉山千賀子 福岡県教育委員会委嘱日本語指導講師
事例報告B 近畿中国帰国者支援・交流センターの取り組みについて
清島千春 近畿中国帰国者支援・交流センター教務主任
5.まとめ 金 香百合
福岡県には中国帰国者定着促進センター、中国帰国者自立研修センターがあり、中国帰国者の集住地域のひとつです。九州に支援・交流センターが開所するとの報道もあり、近畿中国帰国者支援・交流センターの取り組みについての報告は今後の参考になったと思われます。
先ず始めに全国的な中国残留邦人対策の現状報告、福岡県の現状報告を聞いた後、
金香百合さんによる“多文化をふまえたかかわりあい、支え合い”というテーマでのワークショップ、
講演が行われました。
参加者は対人援助者として必要な人間理解力や自尊感情等人にとって望ましい支援のあり方について学びを深めることができました。
また、従来からの支援者にとっても、今回初めて参加された方にとっても青木雅子さん、金天石さんの当事者の体験報告は、中国帰国者の問題を客観的に聴く貴重な機会だったようです。
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参加者のアンケートには、金香百合さんのお話を通して、多くの気づきを与えられた、との声が多く寄せられました。
「本来の『ボランティア研修会』の目的が達成されるのは今後、くり返し、このような研修会が開催され、より多くの様々な方々が集まられるような機会となり得たときであるのかなあ・・・と思いました」との声に、今後の「ボランティア研修会」をより充実させ、実り多いものにしていく努力が求められていることを感じました。 |
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