■岩手県開催 [ 2005年11月27日
]
- 日 時 と 場 所
・日時:
2005年11月27日(日) 11:00〜15:00
・場所: 岩手県立国際交流プラザ
・主催: 首都圏中国帰国者支援・交流センター
・参加者: 26名
- 研修会内容
1. センターからの報告
@帰国者の現状
A帰国者の介護関係(厚生労働省15年4月調査結果から)
B国等の支援(介護認定時の通訳派遣など/ホームヘルパー受講準備コース)
C今後の問題点
・高齢化による介護認定者の増加
・サポート体制(家族等によるサポート/行政、ボランティアによるサポート)
2. 基調講演 :
・テーマ:「地域でとりくむ中国帰国者の介護支援と介護予防−異文化の背景をもつ人たちが直面する問題を踏まえて」
・講師:名和田澄子(第一福祉大学講師、福岡県中国帰国者介護支援センター代表)
・要旨:
@福岡在住帰国者のセルフヘルフ実例(太極拳グループの誕生と発展)
A福岡中国帰国者介護支援センターの実施した介護実態調査の結果
B介護保険の利用をめぐる問題
C帰国者介護の重層的な支援
D帰国者逝去後の対応…お葬式やお墓の問題
3. 懇談会
参加者…県や市の担当部署、社会福祉協議会、福祉ボランティア、
通訳奉仕会ボランティア、帰国者若干名
内容…介護支援の問題を含め高齢化に伴う種々の課題について協議
- 最後に
「ボランティア研修会」で介護支援問題を本格的に取り上げるのは福島県に続き二度目でした。通訳奉仕会のメンバーからの要望でしたが、この問題は単にボランティアだけが頑張れば何とかなるということではなく、行政などの公的機関、介護や医療関係者、福祉ボランティア、帰国者支援ボランティア、帰国者家族など、色々な立場の人が横断的につながり取り組んでいかなければならない問題です。今回は様々な立場の方が参加してくださり、問題点を共有できたと思っています。今後の支援につながる第一歩となることを心から願っています。
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