■高知県開催 [ 2002年12月
5日 ]
第2回目のボランティア研修会は高知県庁並びに高知県中国帰国者の会のご協力のもと、12月5日に
高知市において開催され、18の団体及び関係機関から50人を超える参加がありました。
高知県では「高知県中国帰国者自立研修センター」が平成11年7月に閉所となって以降、
県とボランティアが中心となり様々な支援を行っている現状をふまえ、それぞれの分科会で活発な
議論が交わされました。
帰国者支援を行っているボランティア、帰国者を雇用している企業関係者、行政関係者の他、
帰国者自身の参加もあり、それぞれの立場から率直な意見が出されました。
実際に日頃から接触している者同士でも、お互いの認識にずれがあったり、十分理解しているつもりでも理解しきれていない部分があること等を率直に話し合うことができ、今後のより具体的な取り組みの方向性が見いだせたようです。
関係者が一堂に会する機会が減少している中、今回の研修会はボランティアにとっても帰国者にとっても良い機会となったようです。
【ボランティア研修会高知の講演及び分科会】
講演1 「帰国者の就労問題解決に向けた課題−求人情報のネットワーク化−」
四国環境管理センター代表取締役社長 中村哲氏
講演2 「人材として帰国者をどう生かすか−体験的コミュニケーション観も含めて−」
高橋建材興業代表取締役 高橋順一氏
講演3 「中国帰国者に対する日本語学習支援の現状と課題」
高知大学講師 池純子氏
講演4 「介護保険の利用法」
高知市在宅介護支援センター 宮崎あやめ氏
分科会1「帰国者の就労支援に向けた課題と就労後のサポート体制について」
分科会2「共生社会づくりに向けて帰国者集住地区での交流の可能性を探る」
分科会3「日本語学習をめぐる問題とこれからの支援について考える」 |