各地でのボランティア研修会の開催/兵庫県開催

兵庫県 [ 2007年11月18日 ]

ボランティア研修会兵庫 報告

T.日時と場所

○ 日 時: 2006年 11月 18日( 水 ) 13:00〜17:00
○ 場 所: 神戸国際会議場
○ 主 催: 近畿中国帰国者支援・交流センター
○ 協 力: 兵庫県健康生活部福祉局社会援護課
○ 参加者: 42 名

U.研修会内容

1.中国帰国者の現状と援護施策の報告
      来村真由美 (厚生労働省 社会・援護局援護企画課 中国孤児等対策室自立援護班班長)

2.兵庫県の状況報告
      島浦佳樹(兵庫県健康生活部福祉局 社会援護課吏員)

3.基調講演
      講 師 金 香百合(ホリスティック教育実践研究所 [HEAL] 代表)
      テーマ 多文化をふまえたかかわりあい、支え合い  
           〜中国帰国者の現状をふまえて〜

4.報告・体験発表 
      @「神戸外大日本語学習を助ける会ユニティ教室」の取り組みから 
        〜中国帰国者のための日本語教室のあゆみと活動〜 

       根津京子(「神戸外大日本語学習を助ける会ユニティ教室」教務主任)
        長  陽子(                   〃                 )                           
      A当事者の声を聴く
       式見秀子
        範宝珍

     B近畿中国帰国者支援・交流センター
        清島千春(近畿中国帰国者支援・交流センター教務主任)

5.まとめ  金 香百合 

 今回のボランティア研修会には、帰国者の方はもちろん、長年支援を続けてこられた方に加え、地域の小、中学校教諭、国際交流会職員、日本語講師等多方面から参加者がありました。
  金香百合先生の基調講演の後「神戸外大日本語学習を助ける会ユニティ教室」の根津先生、長先生から長年にわたる活動の紹介がありました。スクリーンに映される「教室」での帰国者やボランティアの表情から、地域の日本語教室として愛され、信頼されている活動であることがよく伝わってきました。根津先生、長先生の語り口調からもお二人の帰国者に対するあたたかい気持ちが伝わり、帰国者にとって居心地のいい場所であることが感じられました。
  範宝珍さんは現在の安定した生活にいたるまでのご苦労の多かったこれまでの歩みをふりかえって率直に語ってくださいました。今は仕事のほかに趣味で胡弓を習っておられ、生きがいや楽しみを持ちつつ夢に向かって生きていきたいと力強く話される表情が印象に残りました。一方、式見秀子さんも多くの一世世代がそうだったように大変ご苦労をされたようですが、日本語が堪能でもあり、明るいお人柄も手伝って地域の小学校に餃子作り講師として出向き、子どもたちに調理の指導などもされています。これからも人の役に立つようなことができれば嬉しいと、語られました。
  最後に基調講演で対人援助者の存在の大切さ、また、支援者としての心得についてわかりやすく話してくださった金先生より励ましを込めた暖かいコメントをいただきました。




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