新潟県の高齢帰国者は今をどうやって過ごしているのでしょう。
全国的にみれば自立研修センターは勿論、帰国者を支援する団体もないため、帰国者が集まる機会があまりないという地域は結構あります。「日本語教室」はあっても、高齢になるとともに学習機会から遠のく現実もあるでしょう。そんな高齢帰国者が一堂に会する機会を作れないだろうか。新潟県とセンターの思いが一致して、ついに実現した交流会、奇しくも募集開始直後に新潟県中越沖地震が発生し、一時は中止も考えたほどでした。けれど心配は杞憂に帰しました。妙高市、胎内市など遠方組だけでなく、地震の傷跡を残す柏崎市の3世帯も参加しました。高齢帰国者全体で 80%以上の参加率です。2時間半はあっという間に過ぎ、参加者からはもっと交流機会を設けてとの切実な声が…。 |