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「年金サギ」にご注意!

国民年金の未納問題が現職の閣僚、政党の党首、著名なニュースキャスターなどにまで及んでいたことから、最近、国民の間に年金問題が大きな話題となりました。こうした状況の下で、社会保険事務所の職員を装って各家庭を訪問し、「年金を増額するための手数料が必要。手続きしましょう。」と言ったり、電話や文書で「国民年金の未納があるので、至急払うように。」、「年金の払い過ぎがあったので、○日以内に指定の銀行口座に差額の○○円を振り込むこと。振り込みがない場合は、次回の年金支払いを停止する。」と通知してくる事件が多発しています。

 訪問や電話の場合には、社会保険事務所のほか、国民年金基金、国民年金管理センター、法律事務所、日本債券管理センターなどを名乗るケースが確認されています。また、文書の場合では、日本国民年金組合(協会)、国民年金センターなどを名乗っているようです。

個人情報の収集を目的とした不当行為も!

 以上のように、現金の詐取を目的としたものだけでなく、個人情報の収集を目的とした不当行為も広く行われています。
 その実例は、以下のとおりです。
 [電話]
  ・社会保険事務所のコンピュータに不具合が発生したので、勤務先と電話番号を教 
   えてください。
  ・基礎年金番号が変わるので、勤務先を教えてください。
 [文書]
  ・還付金が発生したので、住所と電話番号をお知らせください。
  
不審な訪問者・電話・文書に注意!

 社会保険事務所等(社会保険庁、地方社会保険事務局及び社会保険事務所)が、指定口座に現金の振り込みを依頼したり、手数料を直接徴収したり、電話で個人情報を聞いたりすることは、あり得ません。
 不審に思ったときは、その場ですぐに対応せずに相手の身分を確認して、最寄りの社会保険事務所等に照会しましょう。また、しつこく迫ってきたときや悪質な場合には、警察にも通報しましょう。





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