(1) 東京都中央・職業能力開発センター高年齢者校
センターの設立目的や実施科目、特色についての説明を受けた後、各コースを見学しました。ホテルレストランサービス科(高年齢者向け)ではベッドメイキングの実習中で、訓練生は黒ズボンに白ワイシャツ、蝶ネクタイをし、すでにサービスの仕事に就いているかのようでした。訓練期間中に3回、ホテルが実際に使用する食器を用い、外国人の客役を招いて英語で注文をとり、料理をサービスする実習を行うとのことでした。
内装施工科ではカーペットをカットし、敷き詰める訓練をしていました。講師の実演に参加者は皆、熱心に見入っていました。ビル管理科(高年齢者向け)では、実習用の電気制御設備や工具などを見学しました。和装技術科では、訓練生全員が和服を身につけて、帯の締め方の指導を受けていました。帯に参加者の関心が集まり、質問がいくつか出されました。
東京しごとセンターは概要の説明のみにとどまりました。相談員が求職者一人ひとりに付いて支援をしており、ミドル、シニア、ヤングなどの年齢層に応じたセミナーが開催されるとのことでした。日本語がある程度できる2世にとっては、このセンターを利用するのは有効かと感じました。3世にも知ってもらいたい施設です。ただ、東京都の施設なので利用できるのは都在住、在勤の人だけとのことでした。 |