就職援助事業/見学

第36回企業見学
タイトル:

「 “通訳ガイド”についての体験と講話」

日時:

平成29年9月2日(土)9:45〜16:30

場所:

(1) 浅草・スカイツリー(観光ガイド体験の為通過のみ)
(2) 東京湾アクアライン・海ほたる
(3) はちみつ工房

参加者:

24名


日本を訪れる中国人旅行客の増加に伴って、中国語の話せるガイドの需要も増えています。また、国家資格である「通訳案内士」を所持している者に限られていた通訳ガイドの仕事が無資格者にも門戸が開かれることになりました。(改正通訳案内士法の施行)
そこで、今年度は第36回企業見学と第11回職業講話を同日に行い、企業見学目的地に向かうバスの車内で通訳ガイドについての講義と実習を行なうことにしました。

(1) 御徒町のセンターを出発して浅草、スカイツリー、皇居に加え途中の名所旧跡、地名の由来などについての日本人観光ガイドの話を、現在通訳ガイドで活躍している帰国者2世の泉田俊英さんに訳してもらい、外国語ガイドの仕事の実際を体験しました。

(2) 東京湾・海ほたるでは、参加者から通訳ガイドを体験したい人を募り、日本人ガイドの説明を通訳してもらいました。日本語を聞き漏らしたり訳し間違えたりした箇所は、参加者同士で 補いあい、車中は和やかな雰囲気に包まれました。



(3) 中国で養蜂を営んでいた帰国者からの希望で、「はちみつ工房」の見学を組みました。養蜂の現場を詳細に見ることはできませんでしたが、巣箱や蜂の生態、巣からはちみつを採る方法、はちみつの効用、はちみつの種類などを知ることができました。帰国者より巣箱が買えないかとの質問がありましたが、この会社では蜂を育てて増やしてお り、巣箱は売っていないとのことでした。また求人は近くに住んでいる人に限るとのことでした。




〈はちみつ工房〉

(4) 帰路のバス車内で、今回の講師である帰国者2世、泉田さんの講演を聞きました。実際の通訳を聞いた直後でもあり、通訳ガイドという仕事のやりがいと共に難しさ、苦労も具体的に理解できたようです。通訳ガイドの国家資格を取得するのは非常に難しい。まずはボランティアで経験を積んで、無資格でもできるような時代が来たら、いつでも手を上げられるように準備しておくとよいとアドバイスがありました。


〈「海ほたる」にて〉


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