2 中国語の通じる介護施設として帰国者の2・3世たちが立ち上げた「一笑苑 戸田」は、ちょうどボランティアの中国人留学生などが、歌や楽器を披露しながら入所者の誕生会を開いているところでした。スタッフはみな中国語がわかり、食事も中国料理が出されます。日本に帰国後一生懸命身に着けた日本語も高齢になると忘れてしまい、もともと話していた中国語一色に戻るとのことです。中国語が通じる介護施設は高齢帰国者にとって、心から安心できる場となることでしょう。介護の知識や技能を身に着けたいという気持ちが芽生えた参加者もいました。両親、または自身の終の棲家として考えた参加者もいたようです。 |