就職援助事業/講話





第5回職業講話 平成24年10月5日
今年も当センターではハローワーク上野の協力により、「職業講話」を開催し、主に就職を希望する帰国者2・3世を対象とした、就職に役立つ情報の提供と個別の相談、支援に努めています。今回はその5回目となり、10月5日(金)15:00-17:00の2時間の講話を開催し、帰国者1世を含む12名の方々が東京都、千葉県より参加しました。

この日、ハローワーク上野より講演いただいた西森博業務次長は、事前に参加者の一番知りたいことを受付け、それに基づき(1)どうしたら就職できるか、就職までの手順;(2)履歴書の書き方;(3)面接の時の注意事項;(4)職業能力開発センターに関する情報を新宿ハローワークの資料とともに、説明していただきました。

事前の質問では、@就職についての条件について聞きたいとき、どう聞いたらよいか;A日本語がうまくないが、長期の仕事をどうやって探せばよいか;B美術関係の仕事を探したいがどうやって探せばよいか;C溶接とクーレンなどの資格を取得したが、仕事の経験は2年以上必要と言われた、他にも調理師の資格を持ち(中国で取得)中国で18年間の経験があるが仕事に結びつくことができない、どうすればよいか、といった質問が出されました。それを受けて、西森業務次長からそれぞれの質問に回答をいただきました。

現在の失業率は、8月で4.3%、若者はほぼその倍以上との説明がありました。参加者の中には子供がまだいるのに中高年の就業がかなり厳しい状況で、大変焦っている胸の内を明かされました。就職のために訓練校の資格を取得したが採用に結びつかず、採用されないままで資格の有効期限がきれてしまったとの訴えがありました。また、1世の参加者が幼い子供のいる娘の就職活動を相談すると、マザーズハローワーク事業をすすめてくれました。

これからも、当センターでは帰国者とハローワークを結び付け、職業訓練等の情報を通じて、就職実現に役立てていきたいと思います。なお、当センターでは、職業講話と合わせて、企業や職業訓練校の見学を開催しています。また、帰国者向け情報誌『天天好日』の紙上でも、2・3世の就職に役立つ資格情報を提供しています。合わせて活用いただきたいと思います。



自立研修事業
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