広島市で満州開拓団写真資料パネル展と中国残留日本人の体験を聞く会を同時開催しました。
パネル展では,中国残留邦人の証言映像も同時上映し,来場者はじっくりと時間をかけて見ていました。中には戦前に満州に渡り,終戦前に日本に戻られた方もいて,「日本に帰るのが少し遅れていたら,同じような状況に遭遇していたかも知れない」と話していました。
体験を聞く会では,帰国者1世が残留孤児となった自身の半生を生の声で届けました。来場者の中には涙を流す人もいて,「広島では被爆者の話はよく聞くが,残留孤児のお話ももっと多くの人に知ってもらいたい」「同様の会を他の地域でもやってほしい」などの意見が寄せられました。 |