センター交流活動/中国・四国センター交流活動

広島市次世代への継承

期  日:

令和元年10月16日(水)      
令和元年11月7日(木)

会  場:

広島市立白島小学校

参加人数:

10月16日:85人(白島小学校児童及び教員79人,当センター帰国者6人)      
11月7日:69人(白島小学校児童及び教員68人,当センター帰国者1人)


白島小学校は広島市の中国帰国者の集住地域にあり,外国にルーツを持つ児童のうち,中国帰国者関係が占める割合が大きい学校です。小学校の国際理解学習の一環として,センターが歴史的背景について紹介したり,帰国者が体験談を話したりする活動は,小学校の恒例授業となっています。
10月は5年生を対象に「なぜ日本人なのに日本語が話せないのか」という歴史的背景を説明した後,帰国者の数名が各班で指導者となり「中国結び体験」で交流を図りました。できる限りの日本語で作り方を説明する帰国者のおじいちゃん,おばあちゃんと無邪気にいろいろな質問をしてくる子どもたちの和やかな交流となりました。
11月は6年生を対象に「中国残留孤児による体験発表」を行いました。最初にセンター職員から歴史的背景について説明し,その後,中国残留孤児が自分が満州へ行った経緯や,そこでの暮らし,終戦時の混乱と親と死別した時の状況などを涙ながらに話し,児童は一生懸命,話に耳を傾けていました。発表後は「こんなにつらい話をしてくださってありがとうございます」という感想が寄せられました。
次世代を担う子どもたちに帰国者の歴史を知り,理解を深めてもらう大切な時間となりました。









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