講座では、基本的な交通ルールの他、歩行中や自転車での走行中、どのような場面にどのような危険が潜んでいるのか、ビデオや図を使って学んだ。事故の再現映像を見ながら、思わず「あー、危ない!」と声が上がる。
特に、注意が必要なケースとして「通過車両の直後を横断する歩行者」というものがあった。片側1車線の道路を横断するとき、右から来る車が通過するのを待ち、後方の車に注意しながら安心して渡りはじめたところに、反対車線を左側から車が来て跳ねられそうになる。横断前は、しっかり左右の安全を確かめることで事故を未然に防げるという例である。
また、自転車に乗っているときの危険なケースとしては「斜め横断する自転車」があった。車道の左側を走行中、後方を確認しないまま道路を斜めに横断しようとしたところ、後ろを走っていた車と衝突するというものだ。車の運転者にとって予想がつかないため、事故が起こりえない場所でも発生していると言う。 |