平成１８年10月１５日（日）に熊本市後援、熊本市国際交流振興事業団共催で、熊本市国際交流会館にて「第２回中国帰国者相談・交流会」を開催しました。去年にひき続き２回目を迎えた今回は、健康をテーマに開催しました。午前中は当センターの相談員と通訳が生活相談を行い、それと同時に熊本市中央保健福祉センター主任保健師の甲斐千春先生と熊本市北保健福祉センターの的場智恵美先生による健康相談を行いました。血圧を測ってもらいながら、日頃気になっている症状を相談したり、不安に思っていること、中国語が出来ないためなかなか相談できなかったことなど色々保健師の先生にお話されていました。今回は帰国者の方に交流事業協力員として通訳に入ってもらったので、健康相談をされた帰国者の方も安心して中国語で相談できたようです。皆さん健康に対してはとても関心をもっていらっしゃいます。でも、中国語で相談できる機会がなかなかなく、不安を抱えていらっしゃるのも現状です。予想していたよりも相談を受けられる方が多く、これからの課題でもあると実感しました。
午後は株式会社健康科学研究所の石見淳二先生にお越しいただき、生活習慣病にならないための健康講話と簡単な体操を教えていただきました。帰国者の皆さんも北国の春を歌いながら楽しく体操しておられました。
「食事のバランスを指導してもらって良かった」、「不安に感じていたことを中国語で相談できて胸のつかえがとれた」とか「久しぶりに皆と交流が出来て楽しかった」と言った喜びの声を多く聞くことができました。「今度はいつ？」「早くしてね」と催促のお言葉もいただきました。
今回も熊本華友会、熊本同歩会、熊本県日中友好協会の方が参加してくださいました。熊本には帰国者の支援をしてくださる方がたくさんいらっしゃいます。今回ご都合で参加できなかった支援団体も含めて、活動を紹介した冊子を帰国者の方に配布しました。日本語が勉強したい、交流がしたい、相談できる場所が欲しい、そう思ったときに問い合わせが出来る便利な冊子です。いつでも気軽に尋ねるところがある、そういう安心感も必要なのではないでしょうか。 |
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