関連情報/厚生労働省資料/中国帰国者生活実態調査の結果
1.帰国者世帯の概要  2.帰国者及び配偶者の健康状態  3.地域生活の状況等   4.日本に在住している家族の概要
5.国費により同伴帰国した子世帯との状況  6.帰国者世帯と子世帯との生活支援の状況   7.子及びその配偶者の状況

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7 子及びその配偶者の状況

(1)就労状況 子及び子の配偶者の就労状況

帰国者の子及びその配偶者の就労状況についてみると、「子が就労」が22.1%、「配偶者が就労」が14.2%、「両方とも就労」が47.8%となっており、世帯としては84.1%が就労している。
グラフ20 子及び子の配偶者の就労状況

(2)就労者の職業

現在就労している子及びその配偶者の職業は多岐にわたっているが、子、配偶者とも「技能工、製造・建設・労務作業者」が圧倒的に多くなっている。 この結果は、前回の帰国者本人の調査結果とほぼ同様の傾向となっている。

(表6 子及び配偶者の職業)
区 分 子の配偶者 一般
専門的・技術的職業従事者 2.4% 1.6% 2.1% 14.3%
管理的職業従事者 0.1% 0.1% 0.1% 2.8%
事務従事者 1.8% 0.7% 1.3% 19.4%
販売従事者 1.8% 1.5% 1.7% 14.5%
保安職業従事者・サービス職業従事者 6.6% 6.9% 6.8% 11.6%
農林漁業従事者 0.9% 0.9% 0.9% 5.1%
運輸・通信従事者 0.9% 0.6% 0.7% 3.3%
技能工、製造・建設・労務作業者 85.5% 87.6% 86.5% 28.2%
(注)一般は平成15年9月「労働力調査(総務省)」による。

(3)職業紹介者等

現在の職業の紹介者を聞いたところ、「公共職業安定所、自立研修センター等」が48.3
%と最も多かったが、「知人、友人、自分で」が44.2%とほぼ同率となっている。 前回の帰国者本人の調査結果に比べ、「知人、友人、自分で」の率が約20%高くなって
いる。
グラフ21 現在の職場の紹介者

(4)公共職業安定所等の利用状況

子及びその配偶者の公共職業安定所等の利用状況についてみると、公共職業安定所については半数以上の者が利用しているが、公共職業能力開発施設の利用は約1割に止まっている。

(5)日本語の習得状況

子及びその配偶者の日本語の習得状況について聞いた。 買い物や交通機関の利用に不自由しない程度以上の日本語を習得している者は70.2%で未習得(片言の挨拶程度及びまったくできない)は26.7%となっている。前回の帰国者本人の未習得率(孤児32.7%、婦人等32.3%)に比べ低くなっている。
グラフ24 子及び子の配偶者の日本語の習得状況

(6)日本語の勉強方法

子及びその配偶者の現在の日本語の勉強方法をみると、「日常生活の中で」が50.3%と最も多く、次いで「家庭で」が41.1%、「自立研修センター」が7.3%となっている。    
グラフ25 子及び子の配偶者の日本語の勉強方法
帰国者世帯と子世帯との生活支援の状況  


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