気功(香功)からの報告 第1回目(2004年6月5日) |
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「中国帰国者の特技や経験が活かされる場があればいいなあ。」そんな考えから中国帰国者を講師として招く「趣味講座」の試みが先日はじまりました。今回スタートしたのが「気功」講座(全4回)です。
講師は中国残留孤児の夫であるY氏です。
「気功」は日本でも徐々に知られるようになりましたが、本場中国でも専門家となると人材が限られます。Y氏は中国東北地方の某省の認定した気功医師で、長年病院に勤務し、大学等での講演経験も豊富です。来日後、旅行会社の主催する「生涯学習講座」に招聘され、通訳付きで「気功」について講義したこともあります。しかし、その後は言葉の壁もあり、活躍の機会がありませんでした。今回は中国帰国者を対象にした講座で、中国でも比較的愛好家の多い「香功」を紹介していただくことになりました。
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1.「気功」ってどんなもの?
先ずはじめは講義です。
「気功の起源(4000年から5000年前に遡る)」、「気功学の定義・理論」、「気功練習の基本原則」など。中国でも「迷信」と考える人もいるため、省の「科学院」メンバーであった講師は終始科学的な説明に努めました。
講義 方法 |
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2.「気功」体験
気功を体感してもらうため、参加者の1人に講師が気を送ります。「風が吹いてくる感じ」や「体が少しぐらつく」等の感想が出ました。
今回は地域で気功講座開催の可能性を探っているボランティア数名もゲストとして招待され、交流協力員が難解な専門領域の通訳に挑戦しました。 |
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3.いよいよ練習開始
気功には「動的気功」と「静的気功」があるそうですが、「香功」は「動的気功」の一種で、気を得られるのが比較的早く、体操のように親しみやすいことから中国では人気があります。「香功」の名の由来は、時に「芳香」を感じるからだそうですが、さてどうなりますでしょうか。次回が楽しみです。 |
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