ゲートボール交流会/2003.10.31
2003.3.30江戸川区 浦安市2003.5.25 江戸川区その後 2003.10.31 2004.6.24台東・江戸川
2005.10千葉県・松戸市

ゲートボールを体験して「2003年10月31日」 江上 愛子

先生方と皆さまへのごあいさつをさせていただきます。

私は平成14年4月頃に帰国者支援・交流センターの先生方と会って、色々な事を勉強しました。それからセンターの先生方の紹介で、台東区ゲートボール協会の先生方にゲートボールを教えていただくことになりました。私は日本に来てから初めてゲートボールをしました。最初はやり方も、スティックの握り方もとっても難しくて訳がわかりませんでした。経験しながらどうしてゲートに入らないのか考え、先生方に教えていただいた事を思い出しながらやっとできるようになりました。私にとってゲートボールの技術は、スティックの持ち方が一番大切です。

10月31日台東区の大会に出ることができました。負けましたが、大勢のみなさんの中に入って、精一杯がんばりました。また色々な事を勉強させていただきました。友好が第一で、試合は第二です。みなさんとお互いに楽しくやれたことが私にとって一番嬉しい事でした。短い時間だけどとても楽しかったです。

まだ経験が浅いものですから、これからも先生方に教えていただきたいと思います。がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

開会式 台東区内24チームが参加 中国交流センターチームのプラカード

我がメンバー
第1試合 12対7  負け
第2試合 12対11 逆転負け
第3試合 8対8 (ルールに基づき)判定負け


―惜敗も嬉しい台東区ゲートボール大会初出場―
「負けて悔しいけど、これからゲートボールがんばろうよ。私達の青春が始まったんだよ。」

惜しくも三敗した後、中国帰国者の1人が仲間に檄を飛ばしました。先程まで反省の声に埋まっていた一団に笑みが浮かびました。ハラハラドキドキ、時には悔しさも味わいながら駆け足で体験した初めての大会、本当に試合の魅力は格別だなあと感じます。

私達のセンターでは、ゲートボール交流は昨年の9月から近くの竹町公園で月1回のペースで開くようになりました。最初は日本ゲートボール連合のインストラクターの方に指導を受けましたが、まもなく地域での交流につながるようにというご配慮で東京ゲートボール連合や台東区ゲートボール協会指導員のみなさんをご紹介いただきました。寒い季節に始まった交流も回を重ね、手厚い指導をいただきながら今日の大会を迎えました。

参加したメンバーは帰国後数年から10年以上を経た方々で比較的日本語に馴染んだ方ですが、それでも普段ほとんど一般の日本の方と付き合う機会はありません。試合の前後、試合中を通じて周囲の方が気楽に声をかけてくださる光景に、スポーツを通じて言葉や文化の垣根を越えられることを実感しました。また同時に、同時代人として戦争を体験した人の共感と理解が帰国者の上に温かい視線として注がれていることを感じました。

全国に目をやれば帰国者の多くは高齢となった今も言葉の壁のために孤立した生活を送っています。台東区での実践をバネにして、今後も帰国者にゲートボールを通じた交流の楽しさを紹介していきたいと思っています。
  
 


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