気(き)功(こう)経(きょう)典(てん)の理(り)論(ろん)によると、気(き)功(こう)の鍛(たん)錬(れん)を通(つう)じて、人(じん)体(たい)の「経(けい)絡(らく)」の通(とお)りをよくし、気(き)と血(けつ)液(えき)を融(ゆう)和(わ)させることがわかります。また陰(おん)陽(よう)のバランスを保(たも)ち、病(びょう)気(き)を予(よ)防(ぼう)し、病(びょう)気(き)を治(ち)癒(ゆ)し、衰(すい)弱(じゃく)老(ろう)化(か)を遅(おく)らせ、健(けん)康(こう)や長(ちょう)寿(じゅ)に役(やく)立(だ)つこともわかります。これは徐(じょ)々(じょ)に世(よ)の人(ひと)に受(う)け入(い)れられています。
2.気(き)功(こう)の内(ない)的(てき)反(はん)応(のう)(効(こう)果(か))
中(ちゅう)国(ごく)での気(き)功(こう)に関(かん)する科(か)学(がく)的(てき)研(けん)究(きゅう)は、気(き)功(こう)が人(じん)体(たい)にどのような内(ない)的(てき)反(はん)応(のう)をもたらすかを明(あき)らかにし、気(き)功(こう)の健(けん)康(こう)維(い)持(じ)や病(びょう)気(き)治(ち)療(りょう)の面で、科(か)学(がく)的(てき)根(こん)拠(きょ)を提(てい)供(きょう)しています。紙(し)面(めん)に限(かぎ)りがあるので少(すこ)しだけ紹(しょう)介(かい)します。
1)気(き)功(こう)が大(だい)脳(のう)中(ちゅう)枢(すう)神(しん)経(けい)系(けい)統(とう)へどのような効(こう)果(か)をもたらすか
気(き)功(こう)鍛(たん)錬(れん)の重(じゅう)要(よう)点(てん)の一(ひと)つは、大(だい)脳(のう)の「意(い)念(ねん)」活(かつ)動(どう)が、鍛(たん)錬(れん)の中(なか)で主(しゅ)導(どう)的(てき)な役(やく)割(わり)を果(は)たすことです。これによって気(き)功(こう)の練(れん)習(しゅう)時には、大(だい)脳(のう)皮(ひ)質(しつ)機(き)能(のう)に対(たい)する調(ちょう)整(せい)が行(おこな)われます。これが気(き)功(こう)治(ち)療(りょう)作(さ)用(よう)の重(じゅう)要(よう)な一(いち)面(めん)なのです。気(き)功(こう)が静(せい)的(てき)になるほどに、深(ふか)まっていき、大(だい)脳(のう)の秩(ちつ)序(じょ)化(か)が進(すす)み、各(かく)中(ちゅう)枢(すう)間(かん)の協(きょう)調(ちょう)能(のう)力(りょく)を強(きょう)化(か)します。
2)気(き)功(こう)の植(しょく)物(ぶつ)神(しん)経(けい)系(けい)統(とう)への効(こう)果(か)
植(しょく)物(ぶつ)神(しん)経(けい)系(けい)統(とう)の機(き)能(のう)が正(せい)常(じょう)か否(いな)かは人(じん)体(たい)の健(けん)康(こう)状(じょう)態(たい)の良(よ)し悪(あ)しを決(けっ)定(てい)します。人(ひと)は正(せい)常(じょう)な状(じょう)態(たい)の時(とき)、交(こう)感(かん)神(しん)経(けい)と副(ふく)交(こう)感(かん)神(しん)経(けい)が均(きん)衡(こう)を保(たも)ちます。気(き)功(こう)が静(せい)的(てき)状(じょう)態(たい)に入(はい)った時(とき)、人(ひと)の交(こう)感(かん)神(しん)経(けい)の興(こう)奮(ふん)を鎮(しず)め、大(だい)脳(のう)皮(ひ)質(しつ)を次(し)第(だい)に抑(よく)制(せい)化(か)させます。
3)気(き)功(こう)の血(けつ)液(えき)循(じゅん)環(かん)系(けい)統(とう)への影(えい)響(きょう)
a.気(き)功(こう)は静(せい)的(てき)状(じょう)態(たい)に入(はい)ると心(しん)拍(ぱく)を緩(ゆる)やかにすることができます。
b.気(き)功(こう)は血(けっ)管(かん)の伸(しん)縮(しゅく)に明(あき)らかな生(せい)理(り)的(てき)効(こう)果(か)をもたらします。交(こう)感(かん)神(しん)経(けい)を調(ちょう)整(せい)し、抑(よく)制(せい)化(か)します。
c.気(き)功(こう)は脳(のう)と血(けつ)流(りゅう)の双(そう)方(ほう)を調(ちょう)節(せつ)し、脳(のう)の血(けつ)液(えき)供(きょう)給(きゅう)状(じょう)態(たい)を改(かい)善(ぜん)し、大(だい)脳(のう)機(き)能(のう)の回(かい)復(ふく)に役(やく)立(だ)ちます。
d.気(き)功(こう)は血(けつ)圧(あつ)に対(たい)して(上(あ)げ下(さ)げ)両(りょう)面(めん)の調(ちょう)整(せい)作(さ)用(よう)があります。
e.気(き)功(こう)の血(けつ)液(えき)成(せい)分(ぶん)に対(たい)する影(えい)響(きょう):
気(き)功(こう)の練(れん)習(しゅう)時(じ)は、赤(せっ)血(けっ)球(きゅう)が増(ふ)え、白(はっ)血(けっ)球(きゅう)の総(そう)数(すう)と好(こう)酸(さん)性(せい)細(さい)胞(ぼう)(酸(さん)素(そ)をよく活(かつ)用(よう)する細(さい)胞(ぼう))が増(ふ)えます。白(はっ)血(けっ)球(きゅう)の丸(まる)呑(の)み(み)作(さ)用(よう)を高(たか)め、体(からだ)の免(めん)疫(えき)と防(ぼう)御(ぎょ)の機(き)能(のう)を高(たか)めることが出(で)来(き)ます。