1. 日時及び場所
平成14年2月14日(木) 11:00−13:00
於 飯野ビル9階「キャッスルGORDEN室」
2. 出席構成員
検討会構成員計6名 |
蘭、和泉、清水、中川、原田、山村 |
他にオブザーバーとして厚生労働省、昭和館、平和祈念事業特別基金から計6名 |
事務局
中国残留孤児援護基金1名 |
手嶋 |
中国帰国者支援・交流センター3名 |
竹之下、秋山、高幣 |
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3. 議題
(1)厚生労働省からの経緯説明
(2)意見交換等
4. 検討会過程の概要
(1)構成員、オブザーバーの自己紹介を行った。
(2)厚生労働省中国孤児等対策室長から経緯説明を行った。
(3)意見交換等を行った。主な発言は次のとおり。
[資料の分類]
・ 時系列に三分類してはどうか。
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@ 対ソ戦が始まるまでの戦前・戦中までの資料;
A 対ソ戦以降の満州混乱、中国残留に至った間の資料;
B 日本に帰国してからの資料(引揚の時代/調査の時代/孤児の時代) |
・ 質的に分類できる資料。
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@ 現存する資料(刊行物/公的・団体・個人の資料/手記);
A 形になっていない個人の記憶、思い出、体験の証言(聞き取り調査) |
・ 個人資料と一般に公開してもいい資料の分類。
・ 個人の資料の散逸を防ぐ受け皿が必要。
・ 公的な資料;民間資料;個人資料;当事者の証言等資料の所在を洗い出し、整理して
前提になるデーターにする必要がある。
[聞き取り調査]
・ 体験者以外の人達を啓発していく上で、「聞き取り調査」はインパクトがある。
・ 孤児の方は幼い時の記憶が少ないが、婦人の方は記憶されているので聞き取りができる。
[どのように収集するか]
・ 本人が保管しておきたい資料はコピーでもらえばよい。
・ 各資料館、大学間、国の機関等が何をもっているのか、データー交換のネットに接続できるとよそにある
ものを二重にやらないですむので将来の運用上重要である。支援・交流センターが目指すものはここで
しかできない特徴あるものにする。
・ 満州開拓資料は国が所有していたが進駐軍が来た時に大量に燃やしてしまった為、資料収集に大変苦
労してきた。戦後55年以上経っており、公的資料は最終的には国会図書館に保管することになるだろう。
・ 現代の若者にも引揚の背景がわかるように展示してほしい。
・ 資料の優先順位をどうするか。
個人資料や個人の記憶は日々消滅するが、全てを収集すると莫大な資料となる。
・ 展示施設については未定ではあるが、資料の展示については昭和館、平和基金等から
意見を出してもらうとよい。
・ 資料収集には全体的にどの位の時間をかけ、規模はどの程度にするか。
・ 具体的に将来的な規模や形は今のところはないが、枠にとらわれない意見の中で
実現できるものがおのずと出てくる。
(4)次回の開催日程4月25日(木) 14:00-16:00 |