1. 日時及び場所
平成14年4月25日(木) 14:00−16:00
於 飯野ビル9階「キャッスルGORDEN室」
2.出席構成員
他にオブザーバーとして厚生労働省、昭和館、平和祈念事業特別基金から計5名 |
事務局
中国残留孤児援護基金1名 |
竹之下 |
中国帰国者支援・交流センター4名 |
本田、田中、秋山、高幣 |
|
3. 議題
(1)収集すべき資料と仮分類について
(2)分類資料、収集における優先順序
(3)収集範囲又は規模
(4)収集方法と収集調査員
(5)昭和館、平和祈念館の視察
4.検討会過程の概要
(1)事務局から、所長交代に伴う司会者交代の説明を行った。
(2)事務局から、配付資料の説明を行った。
(3)議題について意見交換等を行った。主な発言は次のとおり。
[ 収集すべき資料と仮分類について ]
・ 9分類は見ると何が欠けているかもわかりやすい。
・ どういう状態の中で中国に渡ったのかを若い人たちにも理解してもらうためにも、
最初に開拓団や義勇軍を送り出した時のパンフレット等の資料も収集したい。
・ 厚労省や都道府県にどのような資料があるか確認して閲覧した上で
集める資料を判断したらどうか。
・ 資料の所在が確認できていれば全てをここで所持せずともよく、データベースを作成するのみでもいい。
・ 残留孤児の帰国に関わった行政官やボランティアの方達がそれをどう見たのかというのも
一つの貴重な記録。
・ 資料に価値があるかどうかは、研究する人使う人が判断するもの。
今のうちにできるだけいろいろな資料を収集するべき。
・ 我々は純粋に残留邦人問題に焦点を当ててやっていく。
・ 分類表は1つの見取り図として今後追加削除しながら進めていきたい。
[ 分類資料、収集における優先順序 ]
・ 厚労省や都道府県に今ある資料を把握してから判断するのが一番早いのではないか。
・ 中国孤児とか残留婦人などのキーワードで括れるあらゆる資料の所在を網羅した
データベースの構築が必要。
・ 既存の資料も散逸が始まっている。個人資料・任意団体で持っている資料、なくなる心配のある婦人の
体験談(聞き取り調査)は優先するべき。
[ 収集範囲又は規模 ]
・ 収集範囲、規模については、中国残留邦人問題の資料という以外、特に条件は
付けられていない。資料のデータベース化を図り公開していくとか、必ずしも建物が必要と
いうことではない。
[ 収集方法と収集調査員 ]
・ 体験談を聞く場合には専門家が必要ではないか。2〜3回と会ううちにいい話が聞ける。
ボランティアや都道府県のネットワークを利用して話を聞く。
プロとボランティアが組んで話を聞く。この二つのパターンが有力。
・ 孤児に対する聞き取りは中国語の通訳が必要。 孤児の子供に通訳を依頼するのも一つの方法。
かつて自立指導員だった方に協力依頼するとか調査員を変えていく必要もある。
・ 将来の展示を考えると書き物の紙資料だけでは分かりにくいので、ビジュアルは必要。
・ 今年は予備的に、ピンポイントで何件か二つのパターンを試してみる。
来年から本格的に開始というのでどうか。
・ 調査対象者と調査員の選定については事務局で厚労省と相談し、次回までに案を具申する。
[ 昭和館、平和祈念館の視察 ]
・調査員決定後、調査員も含めて視察する。
(4)次回の開催日程7月5日(金)午後 |