この作品展は回を重ねるごとに参加者が増えて、今回の出展数は合計四十三枚でした。紙は墨の滲みや擦れ具合が美しく見える宣紙を使い(半切のものとその二分の一のもの)、何れも楷書、行書、隷書、篆書などの力作です。
【展示作業風景】 手伝いを買って出た受講生が作品を傷めないように細心の注意を払って作業をします。一般通行人もしばし足を止めて作品に見入っていました。
【展示作品】 この展示のために家でもまじめに精一杯書いたそうです。作品を書く時は雑念を除き精神を集中させるので、作品を書くことを通じて精神修養にもなるそうです。今後も心身ともに健康維持のためにも書道を継続していかれることでしょう。年に一度のこの作品展を目標に、熱心に技術の上達に努めてきました。彼らの作品の一筆一筆に、書道に対するひたむきな学習姿勢と書道を愛する精神が見て取れます。