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中国民族舞踊「大海グループ」  第17回参加報告-その@  第17回参加報告-そのA
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第17回 台東ボランティアフェスティバル参加報告
中国文化を介して、地域社会とつながる喜び
2007.04.29
  すっきりと晴れ渡った連休初日。当センターは台東区千束小学校で開催された地域の祭りに参加しました。昨年は帰国者の民族舞踊「大海」グループが活躍しましたが、今回は当センター太極拳講座から有志13名も初参加、日頃の練習の成果を区民に披露できました。大河の流れのような優雅なメロディーが会場全体を包み、この日のためのお揃いの衣裳が陽光を受け輝いて見えました。帰国者は会場の注目度を肌で感じてか、緊張しながらも誇らしい表情が印象的でした。


  センターの太極拳講座は当初の予想を越える効果を生み出しています。講座で太極拳に出合った帰国者が、講座だけに満足せず、地元で帰国者の自主的グループを立ち上げる動きです。センターが確認しているだけで江戸川区と板橋区で帰国者が集い、雨天を除いて毎日のように早朝練習に励んでいます。江戸川区では一般市民も輪に入るようになりました。また個人レベルでも墨田区の公園で2,3名の当センター講座生が20名近い一般区民の太極拳グループに溶け込んで練習を続けています。健康志向の側面もありますが、何より太極拳という母文化(中国文化)への誇りが、自信や自主性を引き出し、閉じこもりがちだった日常生活に大きな変容をもたらしているということ。太極拳を通じて帰国者同士のつながり、さらには地域社会とつながりができた喜び。このことは目下の高齢帰国者支援の理念として謳われる「社会的自立(地域社会で自律的に生きる)」ことの一つのヒントとなるのではないでしょうか。


昨年に引き続き、民族舞踊グループ「大海」も大活躍。内モンゴルの踊り、インドの踊り、日本の歌、盆踊りなど。午前中は千束小学校隣の特別養護老人ホームに出向き慰問公演も行いました。



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