センターの書道教室を受講している帰国者を中心に,日本一の筆の生産量を誇る広島市の隣にある安芸郡熊野町の「筆の里」に見学に行きました。筆の里では,原材料のほとんどが中国から輸入されていると聞き,日中友好の象徴だと話す帰国者がいました。
見学後は,伝統工芸士の指導のもと,筆づくり体験をしました。日本語がむずかしい場面もありましたが,丁寧に仕上げていました。
その後,呉市海事歴史科学館(愛称:大和ミュージアム)を訪れ,日本の近代化の歴史と,造船,製鋼を始めとした各種の「科学技術」を,先人の努力や当時の生活・文化に触れました。帰国者からはこのような技術をもっと他で活かせればよかったのではという声が聞かれるなど歴史と平和の大切さを深く認識する機会となりました。 |