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第30回 異文化交流会 2006年7月29日

梅雨明け間近のある日、センターのサロン室には優雅な古箏(琴)の音色が響き渡りました。今回で30回目を迎える異文化交流会、前半はいつものように一般日本人ゲストを招いたグループ別会話交流で、後半は中国伝統楽器「古箏(下記解説参照)」の演奏会です。いつもは帰国者が特技を披露する時間ですが、今回は当センターホームページを見た日本人演奏家が帰国者や支援者のためにと演奏を申し出てくださいました。



グループ別会話交流
普段、地域の人と話す機会はないという帰国者がほとんどですが、ここでは帰国者とゲスト30名余りが7つのテーブルに分かれて、狭い会場は話し声と熱気が満ちています。

いよいよミニコンサート
奏者のKさんは中国古筝の演奏家として著名な中国の先生に長年師事し、日本では知る人の少ない中国古筝の魅力をより多くの人々に伝えたいと奮闘中。


三重奏
最後は二胡と琵琶も加わっての合奏。終了後の感想用紙には「中国の曲を聴くとふるさとを思い出した。」「日本で日本人のかたが中国の民間楽器を演奏した。とてもすばらしいです。えらいです。」等いろいろな感想が寄せられました。

奏者交流
二胡演奏が趣味の帰国者O氏(二胡を弾いている)と着替えの終わった二胡奏者のM氏(右側)は、演奏会が終わった後もしばしの交流を楽しみました。帰国者O氏が弾くと同じ楽器なのに「やっぱり中国の人の音色」なのだそうです。


世代をつないだ出会い
「とてもいいです。これからもがんばってください」と青年奏者を励ますO氏。話したいことがたくさんあるのか、一生懸命日本語を繰り出し、住所の交換もしていました。
 

《古筝について》
以下は奏者が寄せてくださった解説です。

中国の琴、「古筝(こそう)」は中国の伝統的な弾撥楽器のひとつであり2000年以上の歴史を持つ。漢代の著書『風俗通』に古代の音楽文献『礼・楽記』の序文が引用されており「五弦筑身也」とある事から、はじめは五弦であったと考えられる。漢代に12弦になり、隋・唐のころ13弦に、その後時代を重ねるごとに弦の数が増え、清代には16弦・18弦になった。現在最も広く普及しているのは21弦のものであるが、他に23弦・26弦等のものもある。弦の数が増えたことによって音域が増し、オーケストラなど西洋楽器との共演も可能となった。楽器自体の歴史は古いが、その構造については、近年になって意欲的に改良が加えられたため他のアジア地域の筝と比較してももっとも実用的かつ近代的なものとなっている。




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