日本と中国の家庭料理を教え合うことを通じて、お互いの食文化について理解を深めようという目的で、去る5月24日、待望の料理交流会が台東区社会教育センターで開かれました。和食が好きでも「作り方が解らない」という帰国者のために、当センターはいつか料理交流会を実現したいと考えていました。今回参加したのは多数の応募者から抽選で決まった帰国者18人と地域ボランティア9人です。
この日の料理は日本の代表的家庭料理「肉じゃが」と簡単そうで奥深い「味噌汁」です。出汁の作り方、みそを入れるタイミング、調味料は「さ、し、す、せ、そ」の順など、初めて知ったこともあり熱心にメモをとっていました。後日確認したところ、ほとんどの人が自宅で再度作っていました。
「料理作り」などの協働作業は帰国者もボランティアも日本語や中国語の力にかかわらず、コミュニケーションしやすく、達成感のもてる活動の一つといえるでしょう。
(※この交流会は5月、7月、8月と3回継続し、7月と8月は帰国者が中国家庭料理を教えます。) |